学校のエアコン設置推進 訪問対話に徹し現場主義で

浮島 智子

 この度の台風20号は和歌山県内にもあまねく被害をもたらしました。川の氾濫、土砂崩れ、和歌山市内でも長時間の停電等々、被害を受けられました皆さまに心からお見舞い申し上げますとともに、より一層災害に強いまちづくりに全力で取り組まなければなりません。
 先月10日、公明党文部科学部会で部会長の私から林芳正文科大臣に、2019年度予算の概算要求に向けた重点政策提言の申し入れを行いました。この中では、学校のブロック塀の安全対策を早急に実施するよう訴えるとともに国が補助する事業費の運用も求めました。学校のエアコンにつきましては、リース方式をはじめさまざまな対策を含め速やかに設置を進めるよう要請し、また文化行政の強力な推進に向けた「文化芸術省」の設置、医療的ケアが必要な児童の通学実態の把握なども要望致しました。林文科大臣は「しっかり対応していきます」と応じていただきました。さらにその後、23日に行なわれました文科部会では、エアコン設置の費用は現状の負担枠組みでは国庫が3分の1にとどまり、残りは地方負担となり、設置促進へ自治体の負担を軽減する必要性を指摘し、リース方式の活用や維持管理費の捻出の在り方を含め検討を求めました。また、学校のブロック塀の安全対策では国庫補助となる工事の事業費の下限(400万円)に満たない案件が出てくることを想定し、広域での申請を認めるなど弾力的な運用を求めました。文科省は、教室などのエアコン設置やブロック塀の安全対策などの加速へ、公立学校施設整備費の大幅増額を目指す方針を表していただきました。
 さて、先日、和歌山市内のホテルで義足のプロダンサー「大前光市さん」のトーク&ダンスライブが催されました。大前さんは、私の劇団でも約3年頑張っていたこともあり、当日、私も駆けつけました。大前さんは大阪芸術大学を卒業後、国内有数のバレエ団の入団オーディションの最終選考直前に飲酒運転の車に後ろからはねられ、左脚のひざから下を失う4カ月の入院を経て、その後幅広いジャンルの動きを学び、世界にふたつとないダンススタイルを築き、2016年のリオデジャネイロパラリンピック閉会式では、約2分間ソロで演技し、昨年の第68回NHK紅白歌合戦では平井堅さんが歌う『ノンフィクション』とのコラボレーションを展開しました。今回のようなスタイルの公演は和歌山が初めてとのことで、終了後の反響もすごかったようです。今後ますますの活躍を期待します。
 先週末、「公明党和歌山県本部・奈良県本部合同の夏季議員研修会」が行われました。そこでは、今年上半期、地域に根差した具体的な取り組みとして公明党の全議員が展開した「100万人訪問・調査」運動の成果を鑑みながら、生活者の声を形にして実現するのが公明党であり、これからも訪問対話に徹して現場主義で前進しようと誓い合いました。

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