税収増還元の経済対策を 県人会世界大会などに出席

浮島 智子

すっかり秋らしい季節になり、朝夕の寒さも日に日に増してきました。
コロナ禍から4年目となった本年、5月に「5類感染症」となってから、徐々にコロナ前の日常を取り戻しつつあり、和歌山県内におきましてもさまざまな行事やイベントが開催されるようになりました。
9月2日に、「海南サクアス」開駅式に出席をさせていただきました。
海南市に初めてできる道の駅「海南サクアス」は、さかなの「サ」、くだものの「ク」、あそびの「ア」、そして、多くの人が集まる「巣」から。また、「咲く明日」の二つの意味が込められた、「山の幸」「海の幸」をギュッと詰め込んだ「物産交流館」を中心に、誰もが「おいしい」「楽しい」「心地いい」ひとときを過ごし、また来たいと思う素晴らしい道の駅でした。
また、災害時には、緊急の避難所として活用される予定で、非常用電源や、およそ1000人が一日過ごせる食料や毛布なども備えられています。また、女性のトイレ、子ども用トイレなども充実しています。
まさに、人・想い・未来をつなぐ道の駅として、地域活性化のモデル施設として、大きな期待が寄せられています。
10月8日には、4年ぶりの開催となりました「第2回和歌山県人会世界大会記念式典」に出席させていただきました。
和歌山県は、海外移住者数が、約3万3000人という、全国で第6位の移民県です。
多くの先人が、夢を抱き海外に渡ったものの、多くの苦労があったことと思いますが、そんな時は、自身を育んでくれた、故郷、和歌山県の美しい自然と豊かな文化を思い出し、移民先を和歌山県のように魅力あふれる第二の故郷にしようと懸命な努力をされたことでしょう。今回は、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、メキシコ、ペルー、アメリカ、韓国の8カ国、10の在外県人会と、国内6県人会から約470人の方々が参加されました。
東京オリンピック・パラリンピック招致が決まった時に、私が提案し、2015年に文化庁が創設した「日本遺産」。和歌山県ではこれまでに7つのストーリーが認定されており、長い歴史を経てつくられた特色ある文化の数々にあふれています。ストーリーを紡ぐ貴重な文化財群や、人々の暮らしと共に世代を超えて受け継がれてきたさまざまな伝統や風習など、今回の世界大会のプログラムでも、「日本遺産」として認定された、豊かに彩られた県内各地を訪問され、たくさんの魅力を感じられたことだと思います。
記念式典では、県人会の皆さまが、故郷への愛にあふれ、同郷の絆を確かめ合う素晴らしい雰囲気でした。各地に戻られてからも、参加された皆さまが、和歌山県の魅力を広め、地域振興に寄与する役割も果たされることと確信いたします。
10月20日から、臨時国会が召集され、会期は12月13日までの55日間です。
今国会では、政府が近く取りまとめる経済対策を実行するための23年度補正予算案の成立に万全を期し、現場のお声を大切に、物価高から国民生活を守ることに全力で取り組んでまいります。
経済対策では、税収増を国民に還元し、生活を支えていくことが必要です。具体的には、①所得税減税②低所得世帯への給付③地方への交付金増額と、ガソリンや電気・ガス料金などへの補助を来年春まで継続する「3つの還元策」の実現に総力を挙げ、公明党が訴える具体策の実現に全力を尽くしてまいります。

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