なすべきことをなす自民党に 衆院和歌山一区支部長に決定

鶴保 庸介

この度、自由民主党衆議院和歌山一区支部長(予定者)の決定をいただきました。
記者会見でもお話しましたが、先の補欠選挙での敗戦は県連としては大いに反省すべきであり、県民を動員し苦労をかけたことに責任を感じないなど、あってはならないことだと思っています。
そして、個人的には自民党がなすべきことをしているのか、大いに葛藤があります。人口は減り、地方は疲弊し、力をつけた近隣国の脅威に怯える。そして自殺死亡率は依然、世界の中でも高いままです。
頑張ろうにもなにをどう頑張って良いかわからない、進むべき道を指し示すはずの自民党は、与党でいたければ変わらねばならないと考えます。
一方で私は先の自身の選挙で大きなお約束をしてまいりました。農林水産業はなにがあっても国の礎です。持続的に人材、収入が得られるような産業への転換をせねばなりません。また、観光など新たな産業の柱となる業種の立ち上げのためにより動きやすい法整備、インフラ整備をせねばなりません。さらに科学技術の衰退兆候は目を覆わんばかりです。技術が社会実装化する仕組みを作り、稼げる種とするとともに、社会が変わる実感を持たせることで有為の人材が新たな研究、開発に飛び込んでくる仕組みを作りたいものです。
他にも防衛、国土強靭化、社会保障、教育、全てにおいて充実強化が必要です。そしてそのためには多くの場合、財源が必要です。無駄遣いをなくし、稼げる産業構造にするためには今の制度の多くを抜本的に見直さなければならない、革命的作業が必要だと思っています。
それなのに自民党は党のこれまでの方針が最優先に見えます。情熱と能力のある人材活用を優先すべき時にそれができないとしたら、自民党がなすべきことを見失っているからだと言われても仕方ありません。とはいえ、わたくし個人にそんな力はありませんし、社会の激変が与える悪影響にも目を配らねばなりません。ただ、結果が全て、の世界でより影響力のある立場に立つことは、先の選挙でお約束した「夢」の実現のためには少なくとも近道になるのではと思います。
その道は大変険しいかもしれません。相当悩み迷ったのも事実です。しかし、やり遂げなければなりません。この和歌山の未来に希望を持てる社会にしなければ、我々の責任は果たせない、と感じるのです。25年もの長きにわたり参議院議員として在職し多くの失敗と成功を経験し、国会というところを熟知しています。誰がキーマンで、なにが障害なのかも理解できるつもりです。だからこそ皆さんとともに進めるなら、勝機はあると信じています。皆さんの深甚なるご理解をいただけますよう、切に願っています。

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