「一社もつぶさない」決意で 新型コロナ対応に全身全霊

門 博文

新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。わが国はもとより世界中に拡大し多くの方々が感染しそしてお亡くなりになっており心よりお見舞い、お悔やみを申し上げます。一日も早い収束を心から願うばかりです。そして何よりもこの拡大防止に政治家として全身全霊で取り組むことをお約束すると同時にこの影響で生じている社会の混乱や経済の低迷についても致命的な事態に陥らないよう細心の注意を払い取り組んでまいります。そのような中で去る3月20日、自民党和歌山県連に「新型コロナウイルス感染対策本部」が設置され私が本部長を拝命いたしました。党として感染拡大防止に万全を期すとともに県内各所、各業界で発生している影響について現状の把握とその対策を県、市町村はもとより政権与党として政府にも直接要望してまいります。
さてこの間を振り返りますと和歌山県では早期に感染者が発生いたしました。しかし医療現場の最前線、県当局の働きによって大規模な拡大なくいったん、収束し現在に至っております。しかしその中でもいまだにマスクなどの医療関連用品が不足し県民の皆さまに行き渡っていない状況が続いています。とりわけ医療の現場や介護の現場では特にこのマスクをはじめとする医療関連用品の不足が現在も続いており感染拡大防止や地域の医療や介護の態勢を守っていくためにはまずこれらの最前線に物資を届けることが必要です。この事態に対して二階俊博県連会長を中心に自民党和歌山県連は延べ10万枚を超えるマスクなど医療関連物資を県内関係機関にお届けいたしております。このことについては今後も情報収集に努め関連各所と綿密に連携を図ってまいりたいと思います。
また、先月末の急な学校休業要請によって和歌山市内の小中学校も休業を決断されました。突然の事態に子供たちはもとよりご家庭の皆さまや学校関係者の皆さまにも混乱とご迷惑をおかけしました。その中で「卒業式」だけはやってあげられないかという声が私のもとに届けられました。確かに子供たちの健康を守ることは大切なことですが子供たちの「思い出」も守ってあげなければならないとの強い思いが私の心の中でこみあげてまいりました。手塩にかけて育てた子供たちの旅立ちを共に心に留めたいというご家庭の方々が中心になって多くの署名が寄せられ私も一緒になって和歌山市教育委員会、市当局に働き掛けをさせていただきました。この動きに対して柔軟に対応していただき当初は中止となっていた卒業式が去る3月23日に行えることができました。通常の形態とは少し違ったかたちになったのは仕方ありませんが子供たちの思い出を守れたことにホッとしています。
この感染症は経済にも大きな影響を及ぼしています。報道等でもすでにありますように観光や飲食、輸送、建設など広範にわたって売り上げの減少が続いています。和歌山市においても昨今はインバウンドの来訪など観光産業に明るい兆しが見えていた中、大変大きな衝撃になっています。ウイルスへの医療的な特効措置が発見されることを待つわけですがそれまでの見通せない状況を乗り越えられるように異次元のセーフティネットを張らなければなりません。国土交通省、観光庁としても「一社もつぶさない」という強い決意のもと、対応に万全を期す覚悟です。
自粛が長引き人の動きや社会、経済活動が委縮しています。感染拡大防止という観点ではやむを得ない場面ですがこのままでは精神衛生的にも芳しくありません。そこで数名の有志、ご賛同者とともに去る29日に和歌山縣護國神社にて「コロナウイルス終結祈願祭」も執り行いました。各々のマインドを変えていくことも大切かと思います。収束に向けてしっかりがんばってまいります。

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